入れ歯コラム

入れ歯で重要な咬頭傾斜角

 「噛む」には大きく分けて「噛み砕く」こと、「磨り潰す」ことの二つの動作があります。噛み砕くことは入れ歯にとってそれほど難しいことではなく、よく噛むことができる入れ歯とは、「磨り潰す」ことができることです。
 そこで大切なのは咬頭傾斜角です。咬頭傾斜角とは、入れ歯の鋭さを表す角度のことです。この角度が大きければ入れ歯の溝が深くなり、山と谷がはっきりした鋭い歯となります。この角度が小さければ入れ歯の溝が浅くなり、ゆるやかな傾斜となります。特に小臼歯、大臼歯に相当する人工歯は、咬頭傾斜角が大きいと磨り潰す働きが強くなります。逆に咬頭傾斜角が小さいと磨り潰す働きが弱くなり、噛むことに支障がでてきます。しかし咬頭傾斜角が大きすぎると噛み合わせのときにロックがかかったような状態となり、顎の運動が阻害され、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。また噛んだときに限られた箇所に過剰に圧力がかかるので歯肉への負担が大きくなり炎症を起こしてしまう危険性もあります。咬頭傾斜角は大きければ大きいほどよいというわけではないのです。大切なのは、その人に合った咬頭傾斜角の入れ歯となるように調整することです。

監修医情報

みやの歯科医院 院長

宮野 敬士 歯科医師

みやの歯科医院 院長 宮野敬士
経歴
2007年 京都大学総合人間学部 認知情報学系卒業
WEBエンジニアとして就業
2009年 大阪大学歯学部へ編入
2014年 大阪大学歯学部歯学科卒業(首席)
楠本賞、歯学部賞、パナソニックヘルスケア賞受賞
歯科医師免許取得
大阪大学歯学部附属病院にて卒後研修
2015年 一般社団法人MTC歯科臨床研究会
みやの歯科医院に勤務
2016年 一般社団法人MTC歯科臨床研究会 MTC認定医を取得
一般社団法人MTC歯科臨床研究会 理事に就任
2017年 みやの歯科医院 院長に就任
一般社団法人MTC歯科臨床研究会 MTC専門医を取得
2018年 株式会社大阪歯科センター 取締役に就任
2019年 歯科技工士免許取得
2023年 株式会社大阪歯科センター 代表取締役社長に就任
HOLISTIC SALON歯身院を開業
2024年 オーラルリリース協会設立
2025年 日本上部頚椎専門カイロプラクティックスクール卒業
上部頚椎専門カイロプラクターとして宮野カイロプラクティックオフィスを開設
資格
  • 歯科医師免許
  • 一般社団法人MTC歯科臨床研究会 MTC認定医
  • 一般社団法人MTC歯科臨床研究会 MTC専門医
  • 歯科技工士免許
  • 臨床分子栄養医学研究会 認定医
  • 点滴療法研究会 高濃度ビタミンC点滴認定医・キレーション点滴認定医
所属・役職
  • みやの歯科医院 院長
  • 一般社団法人MTC歯科臨床研究会 理事
  • 株式会社大阪歯科センター 代表取締役社長
  • オーラルリリース協会 設立

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