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― ご参加への感謝と、これからの「歯と全身の健康」への取り組み ―
2026年10月3日、「歯身一体フォーラム2026」を開催いたしました。当日は多くの皆さまにご参加いただき、無事、盛況のうちに終えることができました。ご来場くださった皆さま、そして開催にあたりご協力くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
講演終了後には、「感動した」「とてもためになった」「すごい話をありがとうございました」など、たくさんの温かいお言葉をいただきました。私自身、今回のフォーラムでお伝えしたかったことが、少しでも皆さまの中に届いたのだと感じ、大変うれしく思っています。
今回のテーマは「歯と身体を、ひとつとして考える」
今回の講演では、私たちが大切にしている「歯身一体®」という考え方を中心に、噛み合わせ、顎、舌骨、頭頸部の筋肉、上部頸椎、姿勢、そして日々の生活習慣まで、口腔と全身を切り離さずに捉える視点についてお話ししました。
歯科医療というと、虫歯や歯周病、入れ歯、インプラントなど「口の中だけ」を扱うものと思われがちです。しかし実際の人間の身体は、口と首、姿勢、呼吸、食事、睡眠、運動などが互いに影響し合う一つのシステムです。だからこそ、歯を診ると同時に、その人全体を見ることが必要ではないか。それが、私たちが「歯身一体®」という言葉に込めている考えです。


噛み合わせと上部頸椎、その間にある“つながり”
講演では、噛み合わせの状態を歯だけの問題として考えるのではなく、顎運動や咀嚼筋、舌骨周囲筋、頭頸部の筋活動、上部頸椎との関係も含めて考える必要性についてご紹介しました。また、一人ひとりに適した噛み合わせの許容範囲を考えるための概念として、私が提唱している「CAC Zone(Cervical-Adaptive Centric Zone)」についてもお話ししました。
この領域は現在も検討を重ねている臨床的テーマを含みますが、『万人に共通する一つの正解を押しつけるのではなく、その人の身体に合った状態を探る』という姿勢は、今後の歯科医療にとって非常に重要だと考えています。


治療だけでなく、日常生活まで支える歯科へ
今回のフォーラムでは、口腔や噛み合わせを整えることだけで完結するのではなく、その先にある食事、運動、睡眠、ストレス管理、人とのつながり、有害物質を避けることなど、日々の生活そのものを見直す重要性についてもお伝えしました。
今後は、みやの歯科医院で取り組んでいる「宮っち食堂」を、食事サポートだけでなく、患者さん一人ひとりに合ったセルフケアや運動をお伝えするための場としても発展させていく予定です。ご自宅で繰り返し確認できる運動やセルフケアの仕組みづくりも進めてまいります。

「医科」と「歯科」の前に、一人の人間がいる
私が今回、特にお伝えしたかったことの一つが、医科と歯科を別々のものとして考える前に、まず『一人の人間を診る』という視点です。医科歯科連携はもちろん大切ですが、そのさらに前に、身体は最初から一つにつながっています。
歯科から医科へ、あるいは医科から歯科へ“つなぐ”という発想だけではなく、最初から口腔と全身を一つの身体として捉える。この考え方を、これからも臨床・研究・講演活動を通じて発信していきたいと考えています。

今後も講演会・学びの場を開催していきます
今回のフォーラムを一つのゴールにするのではなく、ここからが新しいスタートだと考えています。今後も「歯身一体®」「オーラルリリース」を軸に、一般の方にも医療従事者の方にも、歯と身体のつながりを分かりやすくお伝えする講演会や学びの場を企画していく予定です。
また、オーラルリリースの考え方をより体系化し、日常で実践できるセルフケアや運動法についても、今後さらに内容を深めてまいります。開催予定が決まりましたら、当院ホームページや公式LINE等でご案内いたします。

最後に
このたびご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。講演後にいただいた一つひとつのお言葉が、これからの活動を続けていく大きな力になっています。
これからも、目の前の患者さんの『口』だけではなく、その方のこれからの人生と健康まで見据えた歯科医療を目指して、一歩ずつ取り組んでまいります。今後とも、みやの歯科医院ならびに「歯身一体®」の活動をよろしくお願いいたします。
- 監修医情報
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みやの歯科医院 院長
宮野 敬士 歯科医師