入れ歯の悩み

 入れ歯を作って装着したものの、「こんなはずじゃなかった」と思って悩んでいる方は少なくありません。「痛い」「噛めない」「発音がおかしい」などさまざまな声が私の耳に聞こえてきます。日々の生活の中で直面する入れ歯に関する悩みとして、おもに次のようなことが挙げられます。
●入れ歯(総入れ歯)が落ちる
●食べ物をうまく噛めない
●入れ歯で噛むと痛い
●味覚がわからない
●発音がおかしい
●入れ歯が臭う
●入れ歯が壊れやすい
●入れ歯の審美的に不満がある
●口の中に違和感がある
●入れ歯をするようになってから体調がおかしい
 あなたの入れ歯は大丈夫ですか。セルフチェックをしてみましょう。セルフチェックで思い当たる項目があれば、その入れ歯は何らかの不都合がある可能性が高いといえるでしょう。
 特に入れ歯(総入れ歯)が落ちてしまうという悩みは深刻です。これはほとんどの場合、入れ歯が本人に合っていないことによるものです。入れ歯が落ちる原因として次のようなことが考えられます。
●入れ歯が可動粘膜に乗っている
●入れ歯が小帯に当たっている
●入れ歯がデンチャースペースに合わない
●入れ歯の構造が、上唇によって前歯を強く押さえるようになっている
●上下の入れ歯の噛み合わせが悪い
 口の中は、一人ひとり違った形をしています。当然、入れ歯はその形に従って作らなければなりません。しかしその人の口の中の形にきちんと合っていないと、前述のような原因で上の総入れ歯が落ちやすくなるのです。また、時間の経過とともに歯茎がやせて、入れ歯が落ちてしまうこともあるのです。

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